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番外編
ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、カブトムシ
ノコギリクワガタ(Prosopocoilus inclinatus : PI)
特長
- ♂の成虫はWildでは最大74.7mm、繁殖下では、70.5mmが記録されています。
- クヌギやコナラの立ち枯れ河川敷の柳の木の根部に穿孔し繁殖している。耐寒性もあり、日本全国に分布している。
- ノコギリクワガタの一生は謎に包まれています。約1年かけて初夏に羽化してもその年は活動せず、蛹室のなかでじっとしています。活動を始めるには翌年の初夏までまたなければならず、本格的に活動を開始してからは3ヶ月程度の寿命となっています。
- 性格は荒々しく、角自体にもかなり鋭いノコギリ状の牙があり取り扱いに注意が必要。
茨城県つくば市産F1♂67.2mm
2002年に採集したWild個体の子孫。
主な産地
日本全国に分布
ミヤマクワガタ(Lucanus maculifemoratus : LM)
特長
- ♂の成虫はWildでは最大78.6mm、繁殖下では、75.3mmが記録されています。
- 残念ながらノコギリクワガタと異なり、都市部では見られません。低山地から標高1,000mくらいまでの産地帯に多く見られる種類です。
- ミヤマクワガタの”みやま”は深山を意味しています。落葉広葉樹の茂った沢や谷川が流れる山間地でたくさん取れるといわれています。
- 性格は荒々しく、好戦的で得意技は"バックドロップ”
山梨県北杜市大泉町産F1♂69.6mm
2002年に採集したWild個体の子孫。
主な産地
日本全国に分布
カブトムシ(Allomyrina dichotoma : AD)
特長
- ♂の成虫は、繁殖下で85mmが記録されています。この85mmは、我が家で生まれた“鎧の騎士”であり、むし社の第二回国産カブトギネスに認定されています。
- カブトムシは、腐食の進んだ腐葉土や朽木の中で成長します。以前は北海道に生息していませんでしたが、耐寒性もあり、人為的に移入され現在では北海道でも繁殖しているようで日本全国に分布している。
- カブトムシは、クワガタのように複数年に渡っていきることはありません。前年夏に孵化した幼虫は3齢幼虫で越冬し、初夏に蛹に変化し、成虫に変態します。
- 闘争心はつよく、♀と餌場を奪い合う姿は観察していても楽しいものです。
茨城県つくば市産F1♂85.0mm
第二回BE-KUWA主催国産カブトギネス認定個体“鎧の騎士”
主な産地
日本全国に分布